〜黒田泰蔵展〜@箱根菜の花展示室 その②

菜の花展示室への入館料は500円です。
突き当たりの階段をのぼったところの展示室で、
黒田さんの今回のテーマであるシリンダー(円筒)の作品が展示されていました。

おおきな作品が6点、台の上にあり、暗いなか照明に浮かび上がっていました。


透けて見えそうなくらい薄い口もとでありながら、儚さは感じない。
危うい稜線のうえにいても、しっかりとした底の厚みを感じるようなそんな?作品でした。
(こんな下手な表現でごめんなさい)

黒田さんの白磁は、なぜこんなに魅力的なんだろう。
未だにこの方のうつわ以上に惹かれるものを知りません。


さて、展示作品を見終えると、更なる興奮が!
黒田さんの作品がいっぱいだ!!
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今回見たかった花器以外にも食器がたくさん並んでいるではありませんか!!

何で!?
食器はもう造らないはずでは??


でもとにかく興奮〜!!初日に売り切れてもうあまり残っていないだろうと
思っていたので、とても嬉しかったです。
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カップ&ソーサーやお茶碗、猪口などが並んでいます。

花器もずらり。
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私ごときが購入できる値段ではなかったですが、
黒田さんのスゴさを考えればむしろ良心的な数字だと思いました。

こちらには平皿や小鉢がたくさん。
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すごく好きなフォルムばっかり。。。全部もって帰りたいくらいでした(涙)


この大きなうつわは...
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近寄ってみるとくぼんでいるのではなく、こういう台座型のものなのです。
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このエッジ。鋭さ。キレ。
なんなのだろう、息のとまるようなこの緊張感と、同時に感じるあたたかさは。

すごい。
すごすぎる。


そして大注目だったのは、こちらの花器でした。
美しいですよね。
これに椿を一輪挿したらどんなにか活きるでしょう。
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私がずっと欲しいと思っていた華野で見た花器は、
これよりもだいぶ肩の張ったもので少し大きかったような気がします。


お店のかたに尋ねると、今回はあまり花器はなかったようです。
黒田さんは、その時々で熱中されることが変わっていくそうなので
今回は食器というところに戻られたのでしょうか。

こういうものは出会いなので、欲しい花器にも、黒田さんご本人にも
いつかどこかで縁があれば出会えるでしょう。
そのときを待ちたいと思います。

黒田さんはお元気だったそうです。
まだまだ末永く、素敵な作品をうみだしてくださることを祈ります。



さて、会場には次から次へとお客さんがいらっしゃいました。
皆さん素敵な方ばかり。

黒田さんのうつわについて色々とお話を伺うこともできました。

中でもご自宅の普段使いのうつわが、もうずっと黒田さんのものだという奥様
どれが初期のものか、どれが口の欠け易いものか、普段使いでどういうふうに使うのか
などを詳しく教えて下さって、色んなギャラリーや作家さんについてもご存知でした。


それからもうお一人、安曇野市のお隣の大町までよくお酒を買いにいらっしゃるという男性の方。
それは奇遇ですね、としばらく地元トーク。

お酒を呑むにも、おつまみを盛るにも、黒田さんのうつわは全然難しくない!
ということがわかりました。
色染みをおそれていたのですが、白磁なのでけっこう大丈夫なんだそうです。

で、あなたはお酒の販売か何かしておられるのですか?と訊いてしまいそうな
玄人の雰囲気を醸し出しているのにただのサラリーマンですと仰っておられました。


おふたりさま、どうもありがとうございました。楽しかったです^^


(ちなみに、不思議な感覚にとらわれるというお手洗いの話題もありましたが、
どんなものか見学してみるのを忘れていました)


ああでもないこうでもないと、うつわを選んでいたら、
あっという間に2時間以上の時間が経っていました。



その③へ。
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by kaze_no_oka | 2012-11-08 10:42 | 個展
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