昨年の9月7日に、箱根の菜の花展示室で開催されていたパナリ焼展に行ってきました。 パナリ焼は初めて見ました。 リーフレットに写っていた壷を見て、これは絶対行かないといけないと思いました。 今回の展示は、こつこつと集めていた高橋さんのパナリ焼コレクションを見て 内田剛一さんが声をかけ、展示することになったらしい。 ~パナリ焼は沖縄県の八重山諸島の新城島(通称 パナリ)で約200年前まで作られていた謎多き「幻」の土器です どうやら、この島のひとたちは日常の雑器として使用したこれらの壷に、死者の骨を納めたのではないかということ。 感動しました。 思っていたよりもだいぶ大きくて、とにかく見たことのないフォルム。 何かのマークのように刻まれた印。 おおらかで、時を経て風化した肌と ぽつねんとただそこに在る自然な佇まい。 どれも良かったのですが、そのなかでも3つほど特に好きなものがあって そのつぼの前にどれだけ居ても飽きなかったし、何だかわからないけど合掌してしまった。 そんなふうに感じたのは初めてのことで、うまく言えないけれど つぼが存在自体になってしまっているような感じでした。 さてこの日は特別に「琉球茶会」というのが催され、参加してきました。 展示室の2階奥にある茶室で、沖縄の古陶磁や琉球漆器など沖縄にまつわる道具を使って催されました。 下の写真に写っている白い紙が会記(内田さん筆)。 茶器や釜など列挙するのはやめておきますが、私のところにまわってきたお茶碗が 大好きな大嶺實清さんの金彩のもので、なんとそれは昔沖縄の大嶺工房で見たものと同じでした。 この茶会では、琉球の真鍮の簪(かんざし)「ジーファー」をつくりかえて茶杓にしたものを使っておられました。 真鍮のものと、銀のものが販売されていましたので、ひとついただいて帰りました。
by kaze_no_oka
| 2014-02-13 14:56
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